就活の途中まで、「コンサルタント」という業種を知りませんでした。大学では電気電子工学を履修し、周りの仲間の就職先はメーカーや電力会社、サブコンでした。そんな中において「コンサルタント」という業種と出会い、自分の力(勉強してきた電気工学)を活かしながら社会に貢献できる仕事があると知りました。
私が所属する電気本部では、電気に関係する社会インフラ、例えば電気通信施設や、発電所、変電所、送電施設、配電施設の調査・計画・設計・維持管理を行っています。
現在私は、電気通信部でトンネルや道路の照明設計に携わっています。普段、何気なく利用する通勤・通学路、買い物道。実はそれ、私が設計しているのです。正確にはそれらを照らす照明を設計しています。夕方、帰宅する際に道路や公園にポッと灯りがついていると思います。これらには、明るさの基準があり目的があるのです。様々な業務に関わる中で自分の設計したモノが形になる仕事、格好よく言えば「未来に繋がる仕事」で、そこにやりがいを感じ、業務を楽しんでいます。
誰のために、何のために設計しているのか、目的意識を持って主体的に考え行動することで、やりがいや楽しみが生じます。技術的にも人間的にも未熟ですが、だからこそ業務の中で得る多くの「気づき」を大切にしながら、日々学び成長できているのだと思いますし、それが可能な仕事です。
電気を学ぶ学生の皆さんに、まずは「コンサルタント」という業種をそして「中電技術コンサルタント」を知ってほしいと思います。