大学では土木について学びました。現在は水力水工部土木機械設備グループに所属し、機械設計に携わっています。
機械設計といっても自動車や航空機を設計するわけではありません。設計しているものは、「水力発電所」に関係する施設(水圧鉄管・ゲート設備等)です。そもそも、大学で土木専攻だった人が機械の設計をできるのかと疑問に思われるかもしれません。正直なところわからないことだらけです。しかし、わからないことは諸先輩の助けを借りながら学び、日々新たなことに挑戦しているため、難しい一方でおもしろさを感じています。
また設計だけではなく、鋼構造物の維持管理業務にも携わっています。鋼構造物の維持管理業務とは、簡単に言うと鋼構造物の医者(人間ドック)みたいなものです。鋼構造物は動けないので、こちらから現場に出向いて調査(検診)をするため、仕事には技術的な知見と少々の体力が必要です。
コンサルタントの仕事は、設計業務でも現場業務でも、同じ業務をこなす人たちとの共同作業です。確認や提案を繰り返して、より良い業務成果を作成していきます。このように、関係者とのコミュニケーションを丁寧に行うことが、コンサルタントとして大切なことだと感じています。