2012年に発生した笹子トンネル天井板落下事故以降、道路分野の構造物で定期点検が義務化される等、公共土木施設の維持管理に関する業務量が増大しています。一方、多くの管理対象施設があり、運用も長期間に亘るため、情報システムによる管理が必須と考えられます。
当社では、土木施設の管理者の方が、日常の維持管理業務を効率的に処理できるように、低コストで利用できるクラウドサービスや仕組みづくりをご提案します。
地方自治体の複数の構築経験を踏まえ、貴県の業務実態に沿ったサービスをご提供します。
No. | 対象構造物 | 運用開始年度 | 施設管理者 |
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1 | 橋梁 | 平成20年度 | 広島県及び市町※1、岡山県及び市町村※2 |
2 | トンネル | 平成20年度 | 広島県及び市町※1 |
3 | 道路施設※3 | 平成27年度 | 広島県及び市町※1 |
4 | 舗装 | 令和2年度 | 広島県下の市町 |
5 | 港湾・海岸・漁港 | 平成20年度 | 広島県 |
6 | 防潮扉 | 平成20年度 | 広島県 |
7 | 堰堤工 | 平成20年度 | 広島県 |
8 | ダム | 平成19年度 | 広島県 |
高度成長期以降に建設された橋梁やトンネル、ダム等土木施設の老朽化が進み、「限られた財源の中で、いかに施設の延命化を図るか」が施設管理者の大きな課題となっています。それらの施設管理に必要な情報を一元管理するとともに、点検結果を統計処理し、劣化を予測、予防的に補修することにより、トータルコストを抑えるなど効率的な施設の維持管理を支援します。
多数の施設を管理するには、確実に施設を識別することが必要となります。施設を識別する方法として、GISで地図上に表示された施設位置を表示し、利用者にとって使いやすいインタフェースとしています。
Webアプリケーションとして開発し、県庁と県下に分散している出先機関の担当者で情報共有することを可能としています。
施設の特性に応じた補修シナリオの設定、劣化予測式、予算制約下での補修優先順位の設定、補修工法の設定など様々な条件を変更しながらシミュレーションを実施、最適な費用の配分を計算し、年次毎の補修計画に反映することを可能としています。
施設管理者の維持管理方針に応じたカスタマイズが可能です。
システム運用上の大きな課題である大量の点検結果について,データの収集から一括登録までを支援し,確実な施設の現状把握を可能とします。システムに蓄積される損傷評価等のデータや写真を活用し,増大する施設管理業務全般の効率化を支援します。
道路施設
港湾施設
海岸保全施設
漁港施設
その他
「治山台帳管理システム」は、治山事業の記録簿である治山台帳を管理することを目的として構築したものです。
特徴 | 詳細 |
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GISによる位置情報管理 | 地理情報システム(Geographic Information System:GIS)により位置情報を管理しているため、地図の拡大・縮小、移動、検索といった機能を利用して効率的に施工位置が確認できます。 |
PDF形式の電子データによる台帳管理 | PDF形式の電子データで台帳を管理しているため、台帳や図面の保管スペースが大幅に節減できます。また、データベースの検索機能により台帳の検索作業が効率的に行えます。 |
作業状態の保存が可能 | 地図ウィンドウ、一覧表示ウィンドウ、台帳表示ウィンドウ等を自由に配置できます。利用者の用途にあわせたウィンドウの配置状態を保存できるので、効率的に治山台帳データを閲覧可能です。 |
対応OS:Windows2000
CPU:PentiumⅢ 1.3GHz以上を推奨
ディスク:2GB以上
メモリ:512MB以上
道路・河川管理者の許可が必要です。
『占用許可システム』は、申請者及び占用場所、占用料等に関する情報を適切に管理するとともに、占用許可における事務処理の効率化を支援するシステムです。
占用許可システム設計、開発及び運用業務 佐賀県県土整備部(H26年度開発完了、運用保守業務実施中)
港湾施設は多様化するニーズに対応するため、高度な安全性と利便性が求められます。
多くの港湾施設は高度成長の始まった1960年代に整備されており、2010年頃から相次いで設計上の耐用年数を迎え、更新投資が増大することが見込まれています。 これらの施設は適切な管理・補修が必要であり、管理システム構築により業務の効率化が期待できます。
また、近年の海洋レジャーの振興により、プレジャーボートの不法係留が増加し社会問題になっています。これらのプレジャーボートを適正に管理にも、管理システム構築により業務の効率化が期待できます。
中電技術コンサルタントでは、このような問題を解決するため、管理システム構築を提案します。
GISを活用して各種港湾施設を管理します。
各港湾施設に付随した、港湾施設台帳・断面審査表・引継図書・写真等を一元管理することで、資料の散逸を防ぎ、効率的かつ迅速な状況確認が可能となります。
GPS携帯電話を用いて、プレジャーボートの出入港を管理します。また、緊急時には簡単な操作で位置情報を発信することができ、迅速な救助が期待できます。
※現在特許出願中
給水装置竣工図書ファイリングシステムは、給水装置竣工図書を電子化し、紙ベースによる保管のため経年劣化や紛失、保管スペース等の諸問題を解決します。
また、指定給水装置工事事業者にFAXにより竣工図書を提供します。