インフラメンテナンスの優れた取組や技術開発を表彰する「インフラメンテナンス大賞」に、当社を含む団体（代表者：松江市上下水道局）が国土交通大臣賞を受賞しました。

受賞案件名

文化財に指定されたダムの堤体PSアンカー工法による耐震補強工事
（応募部門：メンテナンス実施現場における工夫部門）

受賞者（団体）

松江市上下水道局（代表者）
中電技術コンサルタント(株)、(株)大林組、田部石材(株)、島根県土地改良事業団体連合会、(一財)ダム技術センター

案件概要

　建設後約100年が経過した今も松江市の水道用水を供給し続けており、国の「登録有形文化財」に指定されている千本ダムの耐震補強を実施するに当たり、国内初の堤体PSアンカー工法を採用し、今後さらに100年間利用できるよう補強工事を実施しました。
　当社は上記工事のうちダムの詳細設計に携わり、一般財団法人ダム技術センター指導の下、堤体PSアンカー工法を用いた堤体補強の設計を実施し、水道用水の継続供給および景観の維持、従来工法と比較した工期・工費削減に貢献しました。

※受賞内容（工事全体）の詳細はこちら

当社の取り組み

　堤体PSアンカー工法とは、堤体表面からの岩盤定着によってダム堤体を固定することで転倒や滑動に対する安定性を向上させる工法です。当社では現行基準で定められた安定性に課題のあるダム、ダム再生を検討しているダムに対して、堤体PSアンカー工法を活用し、お客様のニーズに対応した提案を行ってまいります。

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