当該ターミナルは、港湾管理者の広島県と、まちづくりを担う廿日市市が、一体となって進めてきた「みなとまちづくり」事業の中核施設で、観光交流拠点としての機能を備えた旅客ターミナルです。
本事業は、土木技術を駆使し、多くの観光客を安全且つ円滑にアクセスさせながら、まちづくりとみなとづくりを一体で進め、そのプロセスと効果を広く世界にPRすることによって、通過点から観光交流拠点への再編を実現してきたものです。
CECは、本事業の立ち上げから県・市と協働作業を行ってきました。主な業務だけでも、以下のとおりです。
宮島口地区・厳島港整備方針検討業務/廿日市市
宮島口みなとまちづくり整備計画策定業務/廿日市市
宮島口護岸等基本設計/広島県
地方港湾厳島港宮島口地区公有水面埋立事前審査申請書作成業務/広島県
地方港湾厳島港(宮島口地区)公有水面埋立免許願書等作成業務/広島県
地方港湾厳島港宮島口地区旅客ターミナル整備に係る課題検討業務/広島県
厳島港(宮島口地区)浮桟橋設計業務/広島県
宮島口地区整備手法等検討業務/廿日市市
宮島口まちづくり国際コンペ運営業務/廿日市市
宮島口地区まちづくり構想策定業務/廿日市市
厳島港宮島口地区再評価業務/広島県
地方港湾厳島港(宮島口地区)埋立2工区竣功認可申請書作成等業務/広島県
宮島口フェリーターミナル(旅客部)運営管理計画作成業務/廿日市市
地方港湾厳島港(宮島口地区)埋立3工区竣功認可申請書作成等業務/広島県
宮島口フェリーターミナル(旅客部)運営管理実施計画策定業務/廿日市市
宮島口エリアマネジメント検討業務/廿日市市
また、土木学会ホームページにおいても、受賞が掲載されています。
資料:廿日市市ホームページ
屋根の下に小さなスペースを散在させた入れ子形式とすることで、半屋外の多い開放的な建築となります。
写真:広島県提供
写真:広島県提供
供用直後の旅客ターミナル
供用直後の旅客ターミナル
浮桟橋から乗り込む観光客(浮桟橋に設置された大屋根により、雨天乗下船時の利便性向上)
浮桟橋から乗り込む観光客
浮桟橋上に設置した大屋根
ターミナルと浮桟橋を接続する屋根付き連絡橋
写真:広島県提供