エネルギー・環境

船舶陸上電力供給設備の導入に向けた調査・設計カーボンニュートラルポート形成に資する取り組み

主な内容

 環境経営を重視する企業が増え、生産拠点となる本社や工場だけでなく、生産活動に必要となるエネルギーや原材料などの調達先・輸送手段も含めたサプライチェーン全体の脱炭素化への社会的要請が高まってきました。
 臨海部の港湾には化学コンビナート・製鉄所・自動車工場など多くの製造業が立地しており、二酸化炭素発生源となっている港湾区域・臨港地区においては脱炭素化の推進が最重要課題となっています。
 カーボンニュートラルポートの取り組みの一つとして、係留中の船舶から排出される二酸化炭素を削減するために船舶陸上電力供給設備が計画されていますが、我が国では設置事例が少なく、導入時の各種課題や関係者との調整が存在することはあまり知られていません。
 そのため、電力系コンサルタントとして、利用者(船舶運航事業者)需要調査や設備の導入可能性検討、基本設計に係る知見・技術の習得に取り組んでいます。

問合せ先

国土・海洋部 TEL 082-256-3351