その他

家庭の電力データのヘルスケア分野への活用 スマートメーターデータを肥満予防指導に活用

主な内容

 スマートメーターは通信機能付きのデジタル電力メーターで、2023 年までにすべての電力メーターが取り換えられるため、スマートメーターデータを通じて「消費電力≒ひとの活動」の見える化が可能となります。そこで、当社では健康・福祉分野への活用法として、これまで「高齢者の見守り」への適用実証※1を進め、昨年度からは「健康保険組合・民間企業の肥満予防指導(特定保健指導)」への適用実証を開始しました。
 現代社会においては朝食の欠食や夜食の習慣化のように、食習慣は乱れる傾向にあります。また、交代制勤務などのシフトワークや残業時間の多い企業では、内蔵脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)になりやすいことも報告されています。さらには、新型コロナウイルス感染症への対応を受け、企業の「健康経営」の実践が益々重要となっています。
※1:2016 年 8 月発行 技術レポートVol.16 スマートメーターの電力使用量データを用いた高齢者見守り

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電気本部 電気通信部  TEL 082-256-3328