防災・減災
AIを用いた洪水予測技術 AIの学習機能による予測精度の向上
主な内容
近年、局所的な集中豪雨の影響を受けやすい中小河川における水害が相次いでおり、住民の避難判断等の水防体制を取るためには、河川水位の将来予測が必要不可欠です。
大規模な河川では、貯留関数法や分布型モデルを用いて河川の流出状態をモデル化し、水位予測を行っています。しかし、適切なモデルパラメータを同定するためには、十分な経験を有する技術者による試行錯誤を含む高度なパラメータ解析を行う必要があり、高コストであるため、都道府県が管理する中小河川では、十分なパラメータのメンテナンスが行われていないのが実態です。そのため、住民の適切な避難判断には水位の予測精度が不十分な場合が多く、避難情報等の情報発信が遅れる場合があります。
そこで、中電技術コンサルタント(株)では、AI（Deep Learning）を用いた洪水予測技術を開発し、予測精度向上およびモデルパラメータのメンテナンスの省力化に取り組んでいます。
問合せ先
河川砂防部 TEL 082-256-3348