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歩行者利便増進道路制度
(ほこみち制度)指定のサポート

広島県道43号厳島公園線(廿日市市宮島口地区)において、広島県道で初めてとなるほこみち制度指定を実現

 公共空間を活用した地域の賑わい創出や地域活性化、エリアマネジメントの実践に向けて歩道空間を活用した取り組みに注目が集まっています。  通常は通行に供する空間として、賑わい空間等として活用できない歩道空間を「歩行者利便増進道路制度(通称:ほこみち制度、以下同)」の指定を受けることで、賑わい創出空間としての利用が可能となります。

 当社は、宮島口地区でエリアマネジメントの実践を担う宮島口みらい協議会と協働し、広島県道43号厳島公園線(廿日市市宮島口地区)において、広島県道で初めてとなるほこみち制度指定を実現しました。

 ほこみち制度を利用した道路空間活用に向けて、当社が総合的にサポート致します。
 道路空間活用をお考えもしくはご興味をお持ちの行政関係者・まちづくり団体の皆様は、是非下記お問い合わせ窓口までご連絡ください。

「ほこみち制度」について

 「ほこみち制度」は、「地域を豊かにする歩行者中心の道路空間の構築」を目指すもので、歩行者の安全かつ円滑な通行及び利便の増進を図り、快適な生活環境の確保と地域の活力の創造に資する道路を指定するものです。
 指定後は以下のメリットが例として挙げられます。

  • 歩道の中に歩行者の滞留・賑わい空間を定めることができる
  • 指定道路内に定めた利便増進誘導区域では、道路占用許可が柔軟に認められる
  • 占用料の減額措置(1/10)が受けられる

詳しい制度の概要は、国土交通省のHPをご覧ください。

当社のサポート内容

 「ほこみち制度」の指定にあたっては、①地域による道路空間の活用方針・方法の検討、②道路管理者をはじめとした各種関係機関との調整を同時並行で進めながら、活用ルールを策定することが重要となります。

 当社は、①活用方針・活用方法の検討にあたってのワークショップ・勉強会の開催支援、実証実験の実施支援等や、②法規制をはじめとした専門的知見を活かした関係者間協議の実施等、制度の指定から地域による具体活動の実践までを総合的にサポート致します。

制度指定と活用実践までのフロー

制度指定と活用実践までのフロー

広島県道43号厳島公園線(廿日市市宮島口地区)の指定について

 廿日市市宮島口地区におけるエリアマネジメント団体である「宮島口みらい協議会(以下、協議会)」と協働した働きかけにより、JR宮島口駅から宮島口フェリーターミナルをつなぐ広島県道43号厳島公園線(の一部)が令和5年3月にほこみち制度に指定されました。
 指定にあたっては、協議会メンバーとのワークショップを重ね、複数回の実証実験(イベント)を開催しながら道路空間活用による安全性の確認および滞在性の効果等を計測しました。これらの活動を通じた成果をもとに、道路管理者(広島県)や道路保安者(広島県警察)、道路の存する自治体(廿日市市)との調整・協議を行いながら課題・懸念点を1つずつ解決し、制度指定に至っています。
 令和5年4月より協議会が当該道路における利便増進誘導区域の占用主体となり、地域の賑わい創出に向けて、露店出店や展示、ベンチの設置による滞在空間の創出などを地域が主体となり行っています。

位置図

位置図

  • 実証実験(イベント)開催時の様子
  • 実証実験(イベント)開催時の様子
  • 実証実験(イベント)開催時の様子

実証実験(イベント)開催時の様子

お問い合わせ窓口

都市・建築部
TEL:082-256-3352