
防災・減災
3次元動的解析を活用した水力発電設備周辺斜面の地震時安定性評価危険箇所抽出の効率化
主な内容
2016年熊本地震による黒川第一発電所の被災に見られるように、巨大地震にともなう水力発電設備周辺斜面の崩壊は、発電設備のみならず周辺地域にも甚大な被害をもたらす可能性があります。
これまでの水力発電設備周辺斜面の安定性評価は、技術者が危険と判断した斜面に対して個別に行われており、判断基準が技術者の力量に依存するとともに、周辺斜面に存在する複数の危険箇所を一度に評価することが難しいといった問題点がありました。
本技術は、水力発電設備周辺の地形・地質をモデル化した 3次元動的解析を行うことで、危険箇所の抽出を網羅的かつ定量的に行うことを可能としたものです。
業務事例・論文発表・研究実績など
- 別府発電所 リニューアル土木・建築他基本設計業務委託【2017年度 大分県企業局】
- 芹川第二発電所 リニューアル土木・建築他基本設計業務委託【2019年度 大分県企業局】
問合せ先
解析ソリューション部 TEL 082-256-3416