Analysis

防災・減災

地震時残留変形解析手法を用いた盛土安定解析 レベル 2 地震動を対象としたニューマーク法による盛土設計

主な内容

 一般に道路盛土は,橋梁・トンネル等の他の道路構造物と比較して修復性に優れていることから,耐震性の評価はなされていないことが多いですが,早期復旧が困難な場合や応急復旧による迂回路等の確保が難な盛土では,レベル2 地震動に対して早期の復旧が可能となる範囲の損傷にとどめることが要求されています。「道路土工-盛土工指針」では,「盛土周辺に施設があるなど特に重要な構造物の耐震性能の照査に当たっては,地震時残留変形解析により地震時の残留変形量が許容値を満足することを確認することが望ましい」とされています。
 このため,道路縦断方向にボックスカルバートを計画する盛土箇所において,レベル2 地震動を対象とした残留変形解析(ニューマーク法)を実施するとともに,従来から用いられている震度法による検討結果との比較を行ったうえ,耐震性に配慮した盛土設計を実施しました。

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交通・都市本部 道路交通部  TEL 082-256-3353