
防災・減災
斜面崩壊・土石流の発生危険度評価 広島豪雨災害の悲劇を繰り返さないために
主な内容
我が国では,近年各地で記録的な豪雨が観測されており,広島市周辺においては近年2回(H11.6.29,H26.8.20)の大規模な土砂災害を経験しています。平成11年6月29日災害では,死者31名,全壊家屋154戸等の甚大な被害が生じ,この災害を契機に土砂災害防止法(正式名称:土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)が制定されています。また,平成26年8月20日災害では死者77名全壊家屋133戸等の被害が生じ,同法改正の契機となる激甚な災害となりました。
このような土砂災害の悲劇を繰り返さないためには,豪雨時に生じる斜面崩壊(がけ崩れ),土石流の発生場所,発生危険度を一定の精度で予測し,ハード・ソフト対策を効果的に実施することが重要となります。
業務事例・論文発表・研究実績など
- 広島西部山系斜面観測外評価検討業務【国土交通省太田川河川事務所 平成27年度】
- 中国管内同時多発的表層崩壊土石流定量評価等検討業務【国土交通省中国地方整備局 平成28年度】
- 広島西部山系における土石流発生危険度評価の精度向上に関する検討
【平成28年度土木学会西部支部土砂災害に関するシンポジウム】
問合せ先
河川砂防部 TEL 082-256-3347