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維持管理

ナローマルチビーム測深機およびサイドスキャンソナーによる水域計測

システムの概要

(1)ナローマルチビーム測深機

 マルチビーム測深機は、最大で256本の音響ビームを扇状に発受信し、水部の地形を面的なデータとして取得する装置です。
 従来のシングルビームが線状のデータ取得にとどまっていたのに対し、未測部を残すことなく広範囲のデータを効率的に取得でき、微地形まで把握することが可能になりました。
 コンパクトな測深機材は船上に固定され、測深した範囲はリアルタイムに船上のパソコンに表示されるため、データの取得状況を確認しながら調査できます。

ナローマルチビーム測定概念図ナローマルチビームの構成機器類

(2)サイドスキャンソナー

 サイドスキャンソナーは、えい航体から発振された音波が海底面で反射した強度を色の濃淡として描画する装置です。
 反射強度は海底の性状の違いを示すことから、海底面の堆積物等を面的に把握することが可能となります。一般的に、岩礁帯等の硬い部分が明るい画像、泥質部等の軟らかい部分が濃い画像となるため、底質の状況が概略で把握できる他、海底物の形状や藻場の分布状況等も捉えることができます。

サイドスキャンソナー測定概念図サイドスキャンソナーの構成機器類

技術の適用場面

 ナローマルチビームやサイドスキャンソナーで取得したデータを有効活用することにより、様々なフィールドや分野で導入効果が期待できます。
 特に、沿岸域での事業活動(港湾関連)や水産資源の持続的確保に向けた取組み(水産関連)等において、調査・計画から維持管理の各フェーズで本システムの効果が発揮されます。

技術の適用場面

【適用事例】 ~(N):ナローマルチ,(S):サイドスキャン ~

<港湾関連事業> 埋立造成に係る事前調査(N,S),浚渫の計画/実績確認(N),埋立工事に係る進捗管理(N) 等
<水産関連事業> 藻場分布調査(S),漁礁の計画/実績確認(N,S),海底状況・支障物・流出物の調査(N,S) 等

取得データの成果事例

 取得した測深データやモザイク画像は、高性能な解析・図化ソフトで処理し、三次元的に可視化する等して視覚効果が高く分かりやすい成果として提供いたします。

技術の適用場面

<サイドスキャンソナーによる成果例>

左:藻場(アマモ場)・漁礁,同拡大図、右:藻場(アマモ場)・岩場・海岸構造物,同拡大図

取得データの成果事例

<ナローマルチビームによる成果例>

左:岩礁帯(鯨俯図)、中:海底面地形(コンター図)、右:人工漁礁(鯨瞰図)

お問い合わせ先

<主管箇所>沿岸整備部  TEL 082-256-3351
<営業窓口>営業部  TEL 082-256-3343