解析
落石解析
落石災害は個々の被害規模は比較的小さいものの,自然災害の中でも発生頻度が高く,人命を奪うケースが少なくありません。通常,落石対策工の設計は,既往の現場落石実験等に基づき安全側に設定された「落石対策便覧」により行なわれるため,落石高さが高い場合や,急勾配と緩勾配が混在する斜面では過大に評価される可能性があります。また,コスト縮減の観点からも,現地の状況にあった合理的な落石挙動を把握し,この結果に基づく合理的な対策工の計画を行うことが重要となります。
近年,落石の挙動を解析するための様々なプログラムが開発され,落石が斜面を落下する際の軌跡や速度を定量的・合理的に予測できる手法が確立され,設計に導入されつつあります。
中電技術コンサルタントでは,不連続変形法(DDA)によるプログラムを導入し,落石解析を行う技術を有しています。以下に「落石対策便覧」と不連続変形法(DDA)による検討結果の比較を行った事例を紹介します。
★「落石対策便覧」にあるシミュレーション結果

落石シミュレーション結果

落下速度の実測値との比較
★緩傾斜面を有する斜面のシミュレーション結果

落石シミュレーション結果

落下速度の「落石便覧」との比較
