
2009年10月22日
技術的体験論文の作成について
技術士第二次試験の筆記試験合格発表まで,あとわずかとなりました。
結果が,気になって仕方のないところだと思います。
今回は,技術的体験論文の作成について触れたいと思います。
課題
課題は,昨年度と同様となっているようです。
総合技術監理部門以外の技術部門
あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について実際に行った業務のうち、受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙げ、それぞれについてその概要を記述せよ。さらに、そのうちから1例を選び、以下の事項について記述せよ。 (1)あなたの立場と役割 (2)業務を進める上での課題及び問題点 (3)あなたが行った技術的提案 (4)技術的成果 (5)現時点での技術的評価及び今後の展望 |
総合技術監理部門
あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について実際に行った業務のうち、総合技術監理部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙げ、それぞれについてその概要を記述せよ。さらに、そのうちから1例を選び、以下の事項について記述せよ。 (1)あなたの立場と役割 (2)業務を進める上での課題及び問題点 (3)あなたが行ったもしくは行うべきだったと考えている総合技術監理の視点からの提案 (4)総合技術監理の視点からみた提案の成果 (5)総合技術監理の視点から見て今後の改善が必要と思われること |
総合技術監理部門を受験される方は,ほとんどの方が既に技術士であることを踏まえ,説明は省略します。
まず,『技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙げ』なければ先に進めません。ですから,まずはどの業務について論文を書くつもりなのかを決めてください。ここで,
「専門とする事項」
「(あなたが)実際に行った業務」
であることを再度確認してください。
技術的体験論文は,単なる論文ではなく,口頭試験において重要な意味をもつ自己アピールの資料となります。試験官は出来るだけ,あなたの専門に近い人が選ばれますし,あなた自身を見定めるために,口答試験は行われます。
虚偽や,つまらないことで減点とならないように注意しましょう。
次に,なにが「技術士にふさわしい」のかを考える必要があります。
技術士とは,『科学技術に関する高度な応用能力を備えていること』と技術士法に示されています。
すなわち,『高度な技術力』ではなく,『高度な応用能力』が問われる試験であることを認識する必要があります。
ですから,ものすごく煩雑な研究や,実験を行い,素晴らしい結果が出たその事実,結果について,『わたしはこのような高度な(難しい)ことをやりました。』と自己主張するのではなく,
その過程,『わたしは,このような煩雑な研究について,取組み方法を次のように整理し,このような工夫を行ったことにより,ある結果を導くことが出来ました。』と自分の行った解決策について,課題・解決の観点で述べることが重要になります。
筆記試験合格発表前に,あれこれ準備するのは億劫だとは思いますが,合格発表から課題提出まで14日(合格発表日,締切日含む)しかありません。
充実した技術的体験論文とするためにも,少しでも早く準備に入られることを推奨します。
技術士合格へ向け,頑張ってください。
(留意点)
・テーマを決めたら,先輩技術士に確認してもらいましょう。
・技術的体験論文を作成したら,提出する前に先輩技術士に添削してもらいましょう。(添削と確認の最低2回は見てもらいましょう。)
